REFLECTIONS 2003＠下北沢CLUB Que
日付
2003/6/7（土）
出演順
ワンマンライブ
セットリスト
1.SUNSET
2.もういいかい
3.憧れモンスター
-MC-
4.静かになりたい
5.声の波紋
6.夜の亡霊、夜の国境
-MC-
7.？（初披露の新曲）→ LA FIESTA
8.赤いカーテン
9.ストレンジャー
10.NIGHT & DAY, DAY & NIGHT
-MC-
11.SUMMER SOFT SOUL
12.？（初披露の新曲）→ 太陽に手を伸ばせ
13.ユニバース
14.バタフライナイト
=Encore=
15.犬と老人
レポート
10分押しくらいだったかな？SEが鳴ってメンバー登場。 チャコさん、鹿島さん、山本さんのレギュラーメンバーに上田さん。 上田さんが居てビックリしてしまった(笑)。 （でも日記で前日に予告してたんだねー、読んでなかったよ）
1曲目は高橋くんのアコギから「SUNSET」。 歌いだして思ったのがボーカルが大きい。なんかバランス悪いなあ。 あとベースも大きい。ちょっと気になった（でもこれは最初だけでした）。 上田さんはギターとキーボードを曲中でも忙しそうに使い分ける。 これでバンドの音がグッと広がりを増したような気がする。
続けて「もういいかい」（これ、タイトルこれでいいのか？：笑） ちょっとイントロが変わってた。コーラスが入ってました。
打ち込みのリズムが入ってきて「憧れモンスター」。 3月のHolidayでやった曲ですね。 上田さんのギターが非常に奇妙で面白かった。 エンディングでブレイクを入れたり、アレンジに変化があった。 個人的にはここで「今日はバンドの調子がいいなあ」と思った。 高橋くんが日記に書いていた「バンドデビュー」ってのがわかる。 今までよりもバンドで固めた感じのアレンジだったと思う。
ただ、高橋くんのボーカルが若干スタッカート気味。 ちょっと調子悪いのかな？と思った。（最初にボーカルが大きめだったのもそのせいか）
MC。に入るところで「憧れモンスター」の打ち込みがなぜかもう1回スタートしてしまう(笑)。
高橋「もう1回やるかと思った」(笑)
高橋「今日はこのメンツでお届けします」
ほお、上田さんは全編参加なのね。
久々に「静かになりたい」。 と書いてますが、実はサビに行くまで「これ何だっけ？花火だっけ？」と思ってた(笑)。
続いて「声の波紋」。 イントロでは一瞬「ベッドタウン」と思った。 この曲自体やったのが久々だしなあ。 そんな訳でアレンジの変化とか、そういうのは全然わかりません。 僕は「これ聞き覚えがあるなあ」と思いながら聞いていて、途中に「声の波紋」という単語が歌詞に出てきて気づいたという。 雰囲気としては「静かになりたい」に近いかな？
鹿島さんのベースから、3月のHolidayでやっていた新曲。 「夜の国境を行く」「シートを倒して眠るタクシードライバー」といった何となく絵が浮かぶ歌詞。 曲調は「夜明け前のブルース」に通ずるスイングナンバー。 これもバンドの演奏が凄く良かったなあ。 間奏のコーラス、3月の時もあったかな？ちょっとアレンジ変わったかも。 個人的には前半のハイライト的な盛り上がりだったと思う。 曲を終えて高橋くんが「夜の亡霊、夜の国境」と一言。 たぶんこれが曲名だと思われる。
MC。
「足元の悪い中ありがとうございます」
いや、全然天気悪くなかったじゃん(笑)という感じでみんなウケてたんだが 外に出たら雨が降ってたんでビックリした。
あとは「一日一善」を「一日一膳」とカンチガイしていたという話(笑)。
「一日一個良いことをしようって…僕にはちょっと違うっていうか」（爆笑）
「ごはん食べることの方が大事ですよね」
次は本日初披露の新曲。 （といっても、ワンマンしか来ない人には殆ど新曲に聞こえるんだろうなあ：笑） 高橋くんはアコギを弾いてたのだが、なぜかストラップを付けず。 右足をモニターに乗せて、そこにギターを。弾きにくくないのか？(笑) つーか、なんか流しの人みたいになってた。 鹿島さんのベースから始まり、リズムが入らないまま曲へ。 高橋くんの歌いだしが凄く高くてちょっとビックリした。 「風に〜、揺れる〜」なんかさだまさしっぽいっつーか(笑) ちょっとフォーク調でしたね。で、サビ前でドラムが入ってくる。 歌詞は何だか凄くロマンチックな歌詞だった気がする。 「星のまたたく夜に紙ふぶきが舞い、世界のどこかで二人は出会う」 みたいな感じ。（ややうろ覚えです） 最後はまた鹿島さんのベースだけになり静かに終わる。
山本さんのキーボードに、高橋くんのアルペジオが絡んで「赤いカーテン」。 そういえばこのバンドでやるのは初めてだ。 今まではアコースティック、もしくはスモサのバンドでやってたから。 ドラムが入って、アコースティックでやってた時よりもぐっとボサノバ度アップ(笑)。 カッコいいなあ。チャコさんのドラムが予想以上にハマってる。 これまた新しいメロディーが加わった？と思いきや、スモサと共演した時のさつきさんが歌ったパートだった模様（忘れてました）。 エンディングで山本さんと上田さんのキーボードバトル。おおー。
山本さんのピアノが鳴って「ストレンジャー」！ 3月のHolidayでやったアレンジですねー。この曲もバンドの演奏が凄く良かった。 高橋くんも山本さんの方を向きながらギターを弾いたり、とにかく「こりゃ本当にバンドだわー」って感じ。熱い。 最後「しびれるような場所へ」のところ、繰り返してた。 しびれるような、しびれるような。
ここでMC入れてくるかな？と思ったけど、そのまま「NIGHT & DAY, DAY & NIGHT」へ。 ここの流れにはやられた。 「ストレンジャー」で盛り上げて、ここでまたグッと落とす。クールダウン。 「そう来るかー！」と心の中で唸る。
この辺で改めて思ったのは、今回１曲１曲が濃い！音の密度が凄いというか。 １曲の長さはあるんだけど、全然ダレないんだよね。やっぱりバンドの熱演によるものだと思う。 そんな訳で「ここでライブ終わっても納得してしまいそうだなー」と余計なことを思うくらい、ここまでの内容が充実していた。 （冷静に考えればまだ10曲なので終わる訳無いんだが）
MC。Tシャツの話。「Nightfall」と入ってるんですが、なぜか
「タカハシトシヤとか…兄の名前が入ってたり」
そんなＴシャツはイヤだー(笑)。 ちなみに高橋くんは兄の子供を、写真でしか見たことが無いそうです。おいおい。
「今日楽器数が多いんですよ。プログレバンドかっていう(笑)」
新しいポストカードの話。
「顔は映ってないんで…」
「手タレみたいだな」(笑)
チャコさんが後ろから何やらツッコミを。首筋だか、うなじだか？を誉めていた(笑)
メンバー紹介。
高橋「チャコさんのポストカード作れとか、そういうのは止めてください」
そんな要望あるのか(笑)。 あと山本さんを何故か「勝ち組！」と紹介。
「モテ組」
「口数少なくてモテる人っていますよね」
「そういう評判を…叩き潰したいですね」（爆笑）
あはははは、なんでだよ！(笑)個人的に今日一番笑ったMCでした。
「足の引っ張り合いしてどうすんだっていう」(笑)
いよいよライブも終盤。打ち込みのリズムが入ってきて「SUMMER SOFT SOUL」。 高橋くんがイントロで「サマッ、ソフトソウル！」と小さく叫ぶ。 昔のスピード感の有るアレンジも良かったけど、新しいアレンジもいいなあ。 「憧れモンスター」といい、打ち込みとの同期っていうのが今のテーマ？
続けて聞いたことの無いイントロ。また新曲？ で、この曲が凄い良かった。名曲。 変な話、イントロの時点で「あ、これ名曲だ。来た。」と思った(笑)。いやホントに。 跳ねるようなリズムに、ものすごくポップなメロディー。 今まで有りそうで無かった曲だと思った。 個人的にはAメロの雰囲気が小沢健二の「ラブリー」っぽい。 サビで「太陽に手を伸ばせ」というこれまたストレートというか、意表を付く歌詞。 「モータウンのリズムで踊る、Let's spend the night together」 という部分も良かった。 これは本当にお客さんのリアクションも良かったなー。（たぶん）初めてやった曲なのに。
ライブ終盤の定位置とも言える「ユニバース」。 上田さんのキーボードがオリジナルに近い音を出していて、ちょっと懐かしかったな。 コサノさんが居た頃のアレンジを思い出した。 「ユニバース」ってキーボードの音に個性が出てる曲だなー、と思う。 ボーカルは、絶好調時のテンションには及ばないもののやはりバンドの演奏がフォロー。ナイス。
ここで終わりかと思いきや、もう1曲。 これもイントロでわからなかったのだが「バタフライナイト」！ 久々だなあ。でも結構やってるよね。 高橋くん自身が気に入ってるんだろうなー、この曲。 サビのファルセットがちょっとキツそうだったけど良かったです。
アンコール。 翌週の京都ライブの告知。
「…寺っていいよねえ」(笑)
ライブが
「8月にイベントが有りそうな無さそうな」
「レコーディングと並行できるタイプじゃないんで、そっちを重点的にやりたい」
「（CD出したら）ワンマンやれたらいいな、と」（拍手）
「イベントでこういう感じで出ると嫌われるんですよね、準備が」(笑)
「まあワンマンで」
と、言ったすぐ後に
（呟くように）「…でもイベントも出たいなあ」（爆笑）
「誘われ上手になりたいです」(笑)
高橋くんのチューニング中、MCを任せられる上田さん。
「いつになく、みんな一生懸命演奏してた」(笑)
お客さんが楽しんだかどうか心配してるっぽい(笑) いや、充分伝わってます。＜気合
本当に、こんなに密度の濃いライブを見たのは久々だ。
上田さんのMCが終わると同時にチューニングも終わり
高橋「…ピッタリですねえ」(笑)
そして「犬と老人」。これは外せない1曲なんでしょうなー。 NA NA NA…のコーラス、またメロディーが変わってた。
もう1回アンコール無いかな？と期待するも、無し。 けっこう拍手大きかったんだけどね、残念。
選曲的には、ちょっと地味なように見えるけど（前回は「真っ赤な車」「新しい世界」あたりが珍しかった）内容的にはかなり充実してたと思う。 バンドでガツンとやる、という点では日記での宣言通りだったなーと。 いつものメンバー＋上田さんで全編演奏。 とにかく演奏的な部分で言えば過去最高と言えるかも（少なくとも関口さん脱退以降ではベストライブだと思う）。 高橋くんの喉の調子が本調子じゃなかったのがやや残念だけど、本当にそれを補って余りあるバンドの熱演、という感じでした。やー、最高。
（補足）オフィシャルの日記にてセットリストが公開されました。 7曲目は「lafiesta」、12曲目は「太陽に手を伸ばせ」だそうです。
(2003/8/21 記)
・「太陽に手を伸ばせ」を13年振りに披露したということでアップ。
(2016/12/18 更新)
