チャイナカフェ

高橋徹也ファンのブログ

1st. Anniversary OPEN THE GATE@Zher the ZOO YOYOGI

Date

2006/3/13(月)

出演順

CHUB DU/ROUND TABLE高橋徹也

編成

高橋徹也、鹿島達也(Ba)、CHACO(Dr)、sugarbeans(Key)、松本健一(Sax)

セットリスト

  1. 5分前のダンス
  2. 真夜中のメリーゴーランド(新曲)
    -MC-
  3. 夢の中へ、霧の中へ
  4. 惑星
  5. 夜の亡霊、夜の国境
    -MC-
  6. SUMMER SOFT SOUL
  7. 夏の出口
  8. 夜のとばりで会いましょう
    -MC-
  9. 奇妙な感覚(新曲)
  10. 赤いカーテン

Report

Zher the ZOO YOYOGIの1周年記念ライブ。と言っても高橋くんは初登場なんですが…

対バンにROUND TABLE。個人的には一体何年振りに見たのやら。ギターポップというよりもファンク色の強い演奏。ドラムに宮田繁男(これは昔からそうだったらしいが)、ベースに茅ヶ崎学という布陣を見て何となく納得。これは強い。

高橋徹也はトリで登場。月曜日だからか、普段やるハコじゃないからか、お客は少なめ。個人的にはとても見やすくて良かった。編成は先月のワンマン同様の5人編成。

「5分前のダンス」からスタート。テンション高い。いいねえ。今日は調子が良さそうだ。途中フェイクを入れ過ぎて、歌うタイミングを逃す。ははは、何やってんだ(笑)。テンション上がりすぎて一瞬後ろ振り向いたりしてたからだと思う。エンディングのフェイクも奇声に近い笑い声を上げる。おお、おお。どうしたの今日。

続けて聞き覚えの無いイントロ。新曲か!ようやく「ある種の熱」以降の世界が見られると思い、始まった瞬間にこっちもちょっとテンションが上がる。松本さんのサックスありきなジャジーなナンバー。どことなくオリジナル・ラブの「MILLION SECRETS OF JAZZ」を彷彿とさせる。「5分前のダンス」と同じく、これからライブで核となりそうな曲だなあ。「真夜中のメリーゴーランド」という歌詞が聞き取れた。(オフィシャルの日記によると、そのまま「真夜中のメリーゴーランド」という曲らしい)

「夢の中へ、霧の中へ」は「ダディダディダ…」のコーラスから始まるアレンジ。「惑星」を挟んで、鹿島さんの不穏なベースが唸る。前回の月見ルでのワンマンと同じく「夜の亡霊、夜の国境」かな、と思ったらいきなりのポエトリーリーディング。全く聞いたことの無い詞に驚く。この詞も前述の日記に載っている。珍しくマメだ。ワンマンの時と同様、とてもスウィングの効いた演奏が気持ちいい。が、最後のアルペジオで高橋くんが思いっきりトチる。笑った。トチった瞬間、明らかに表情が変わっていた。「やべっ」と。そういえばワンマンの時もここ危うかったよな、忘れてたけど。ちょっと練習してきてほしい(笑)。

MC。「オーラの泉」の話。美輪明宏。批判は最終的に「うんこ」という単語に辿り付くそうだ。
「ルーツというか…」
「みんな出すものだし」
(話が紆余曲折した挙句)
「どこに!…向かっていくのか」
それはこっちが聞きたい。

「SUMMER SOFT SOUL」やっぱりサックス要らない気がする。「夏の出口」でぐぐっと盛り上げて「夜のとばりで会いましょう」。MC無しでこの曲に行くのは珍しい気がする。ここ最近、締めの定番なんですが。今日はまだ終わりじゃないのか。

MC。キーボードの佐藤さんは初の年下メンバーということで「リーダー面して頑張ります」だそうだ。リーダー向いてねーなー(笑)

さて最後は何を…と思ったらいきなりの弾き語り。「白い壁の中に君が現れて…」という歌詞で度肝を抜かれる。ホラーかよ。今までに無いダークな雰囲気。強いて言えば「5 minutes」か。その弾き語りから「赤いカーテン」へ。随分と暗い弾き語りパートを付けたもんだなあ…と思ったら、どうも単独の1曲だったらしい。そりゃそうか。いやでも、メドレーみたいに続けてやるもんだから。でもって「赤いカーテン」のキーボードソロが偉くカッコいい。佐藤さんナイス。


いやー、良かった。ワンマンの時に感じた停滞感を一掃してくれた。新曲が良かったのも勿論だけど、構成も新鮮だった。最初に「5分前のダンス」、中盤「夜の亡霊、夜の国境」、ラストに「赤いカーテン」と随所に盛り上がる曲を配置していたのが良かった。ここ最近のライブってゆっくり目の曲をひたすらやって、最後にドカーンと盛り上げるっていうパターンが多かったからね。全体にダンサブルな感じだったのが、個人的には非常にツボ。「真夜中のメリーゴーランド」は、新たな武器を手に入れたような感じがする。

この日のライブを見ながら「ORIGINAL LOVEと対バンしたら面白いんじゃないかなあ」なんて思ったんだけど、それはまた別項で書きたいと思う。

(2006/4/13 記)