チャイナカフェ

高橋徹也ファンのブログ

Holiday @吉祥寺 Star Pine's Cafe

日付

2001/7/15(金)

出演順

Small Circle of Friends/関美彦/HICKSVILLE高橋徹也

編成

高橋徹也、鹿島達也(Ba)、関口道生(G)、CHACO(Dr)、大橋恵里(マリンバ

セットリスト

1.今年一番寒い日に
2.スウィング
-MC-
3.意外な人
4.静かになりたい
-MC-
5.犬と老人
6.星空ギター

レポート

今回のイベントは過去に共演経験があったり、バンドメンバーが被っていたり、 色んな点でクロスオーバーしているイベントということで、高橋くん以外のライブにも簡単に触れてみます。

各バンド間はDJ。DJの間はステージに幕が張ってあって、映像が映される。

一番手はSmall Circle Of Friends。 ライブをきちんと見るのは初めてだったんだけど凄く良かった。音源でのメロウなバックトラックが、生バンドでもちゃんと表現されていた。特にドラムの人、すっごく良かったなあ。僕は2階から見てたんだけど、もう釘づけでした。あとベースは鹿島さん、キーボードは上田さん。男性ボーカルの方がたまにサンプラー。そして初めて聞く曲でも、グイグイと引きこむメロディー。という訳で、機会があったらまたライブを見たい。

DJを挟んでゲストライブの関美彦(ex.HOW)。HOWはちょうど1年前に高橋くんと対バンしましたねー。ライブはアコギ弾き語りで15分くらい。前のスモールサークルが濃いライブを見せてくれただけに、正直物足りなく感じた。ボソボソとしたMCも余計だった気がした。曲はいいと思うので、もうちょっと自信持ってやってほしいなあ。

そしてすぐさまHICKSVILLE。殆どセットチェンジの時間が無かったような。 最初はメンバー3人でアコースティック。これもちょっと薄味な感じがした。 これだったら出演順は関さん>ヒックス>スモールサークルの方が良かったのでは。でも後半は鹿島さんとエマーソン北村、そしてスモールサークルでドラム叩いてた人を呼んで、フルセットで演奏。通しのリハはやってなかったらしいけど凄く良かった。先月の高橋くんといい、こんなんばっかりだなあ(笑)。

という感じでここまで凄くいい雰囲気、トリの高橋くんにも期待してしまう。

高橋くんのライブ前の映像は、ここまでと一転して高橋くん本人の映像。リハの風景や、ライブ映像。「なんで高橋くんだけ…?」と、ちょっと笑ってしまった。またBGMもDJではなく、たぶん自作のSE。 流れた曲は
・5月のワンマンの時の「SUNSET」とも違う曲
・いつだってさよなら(インスト)
・意外な人(ダブアレンジ?)
・アコギメインのインスト(禁じられた遊びテイストな:笑)
・ユニバース(リミックス?)
「意外な人」は映像がPVっぽかった。これ、テレビで流れればいいのになあ。 ユニバースのリミックスっぽいのはカッコ良かったんだけど、一分くらいで終わってしまった。 ちゃんとした音源化希望。

そして「TETSUYA TAKAHASHI AT STAR PINE'S CAFE 2001/07/15」という文字が。 おおー、なんか気合入ってるなあ。幕が上がる。

1曲目は聞き覚えの無いイントロ。また新曲か?と思ったけど、歌い出して「ん?」と気付く。これ聞いたことある。そして「今年一番の寒さを告げるニュース」という歌詞で思い出した。「今年一番寒い日に」だ。渋谷屋根裏ワンマンで1回だけやった曲。 まさか今更復活するとは思わなかったなあ。っていうか、なんでこんな季節にやるかな(笑)。さすがだわー、と妙に感心。マリンバの音が涼しげ。

ん、マリンバ?と、ステージ左側を見る(僕は2階の左側から見てたので、ステージの左側が死角になって覗きこまなければ見えなかった)。マリンバを叩いてる女の人が!いや、関口さんが右側に見えてたんですけど、 実は「あー、配置戻したんだー」くらいにしか思ってなかった。なので、おもいっきり上田さんが居ると思ってた。マリンバ&トライアングルの女性は大橋恵里さん。5月の新宿タワーイベントで共演したHARCOのサポートでお馴染み。

だから「後で上田さん出てくるのかなー?」と思ったんだけど、その瞬間後ろを振り返ったら上田さんが居た(笑)

で、この日の衣装は全員Tシャツ。新発売のグッズですね。白いTシャツのフロントに色違いのロゴが入ってます。全6種類。
高橋くん→「UNIVERSE
鹿島さん→「SWING」
関口さん→「STRANGER」
チャコさん→「CHINA CAFE」
大橋さん→「ONE LIGHT
(ちなみにあと1種類は「THE GARDEN」でした)

気持ちの良い1曲目を終えて、耳馴染みのあるベース。「ベース、鹿島達也!」 という高橋くんの紹介。「スウィング」だ。あ、なにげに鹿島さん「SWING」Tシャツ着てるんだね。マリンバが入ったからか、ギターのアレンジが変わってた気がする。

MC。
「素晴らしい人達と一緒にやれて光栄です」
といった内容のことを。 珍しく関口さんが「よろしく」と。会場からどよめきが。そして高橋くんまで「張りきって、行ってみよう!」(笑)なんだそれー。

続いては「意外な人」。さっき映像で流れたバージョンとは全然違った。まずイントロはトライアングル。そしてテンポ早め(この日は全体にテンポが速かった気がする)。そしてこれもこの日のライブ全体に言えることなんだけど、ドラムとベースが曲を引っ張っていた。このへんでそのことに気付いたかな。とにかくチャコさんのドラムが凄く良かった。静かな曲でも、いい意味でうるさいドラムだった。前に出てる感じのドラム。今までのイメージとは全然違って、驚いた。そして鹿島さんのベースはいつもの3割増しくらいブイブイいってた。これはやっぱり、ここまで2つライブをこなしてきて既にエンジン全開ということか。

続いて「静かになりたい」。 この曲もやっぱりドラムとベースが凄かったなあ。 特にベースがどんどん曲の温度を上げてる感じがした。ドラムもバシャバシャいって、非常に気持ち良かった。「静かになりたい」なのにどんどん上昇していってる感じがして、凄く不思議だった。

MC。車に乗っている時に割り込みされた話、ちょっと怒っていた。 でも顔が凄く笑顔だった(笑)。こわー。笑顔で交通ルールを斬る男、高橋。

メンバー紹介。関口さんは関口“ワープ”道生、と紹介されていた。 そして
「よろしくお願いします」
「今日はいいイベントでとっても楽しいです」
となぜか饒舌。ホントに楽しいんだろうなー。 鹿島さんは「気がつけば長い付き合いですねえ」と紹介。 チャコさんと大橋さんには特にコメント無し(笑)。 あ、大橋さんの紹介後に
「上田さんには逃げられました」
「殴り合いのケンカとかして」
「最後にはどっちも立てないくらいになって、“いいパンチしてるな…”みたいな」
うはははは(笑)。でもまあ、ここまでは普通のボケなんですけど
「…で、今は一緒に住んでます」
っていうオチは一体何なんだ!(笑)まあその後、 「単語単位で話していくと、とんでもない方向に転がっていきますね」 と凄く冷静に言ってましたけど。自分でわかってるのか…
「話、長いんで曲行きます」

「犬と老人」。 この曲は、前半が今までと同じようなアレンジ、「なんという驚きだ〜」の部分からマリンバが入る。 そして間奏のナナナ…というコーラスではイエー!と挟む。 ああ、すっげえ盛り上がってる。 高橋くん自身が。それがすっごいわかるシャウト。 そして「ある限られた〜」の部分では関口さんがコーラス。今までもしてたっけ? 後半の鹿島さんのベース、とんでもなく気持ちいい!

曲が終わってライブ告知。 そして「最後に今日出ずっぱりだった鹿島さんにもう一度大きな拍手を」と高橋くん。 確かに今日は鹿島祭りだもんなぁ。「兄貴ーっ!」と野次を飛ばすのは、もちろん上田さん(笑)。

最後は「星空ギター」。もうね、すっごい楽しそうでしたよ。バンド全員。これってやっぱりここに至るまでのイベント全体の雰囲気がそうさせてるんだろうなぁ。座って見てたのに、心の底から熱くなる感じだった。見てるこっちもものすごく嬉しい。この曲も演奏がホントに良かった。バンド!って感じで。関口さんのソロとか、もう。泣ける。 早弾きしちゃってるもんなあ(笑)。曲のエンディングでは関口さんが引っ張って、なかなか終わらない。チャコさんも立ちあがってドラムを叩く!というか、ちょっとよろけて体ごと叩いてた(笑)。 ははは。

とにかく演奏が今までのバンドライブとは一味違う感じがした。簡単に言うと「ラウド」になってた。マリンバが入ったのにラウド、ってのも変な話だけど(笑)。いやぁ、ホントにバンドの新たな一面を見ることができました。前回のHONZIといい、バンドに新しい音が入るとやっぱり面白いですね。今後も色んな形態にチャレンジしてほしいなあ。

(2001/6/23 記)

  • 日本語がおかしかったり文体が相当つらいところを修正しましたが、基本的にはそのままアップ。けっこう失礼な部分があるが若気の至りということで大目に見てほしい。
  • スモサとヒックスのドラムは楠さんかな。
  • これが恐らく「Holiday」の初回ですね。
  • この日、Tシャツを買ったのですがよりによって「CHINA CAFE」ロゴのもので、もう絶対着れない。

(2017/11/20 記)