チャイナカフェ

高橋徹也ファンのブログ

the chewinggum weekend PRESENTS KILLERS vol.3@下北沢CLUB Que

日付

2000/2/17(木)

出演順

スカラベ/nudge'em all/高橋徹也/the chewinggum weekend

編成

高橋/鹿島(Ba)/関口(G)/CHACO(Dr)/コサノ(Key)

セットリスト

1.One Light
2.ストレンジャー
3.意外な人
4.ユニバース
5.犬と老人

レポート

前回のライブから約7ヶ月、高橋徹也を取り巻く多くの状況が変わっていた。そういった意味では非常に注目度の高いライブだったのではないか。客の多さにも驚いた、正直言ってガムよりもファンは多かった。高橋くん終わったら、最前の方がさーっと空いたしね。いったいどこにそんなにファンが?(笑)

あと、この日のニュースとしてはやっぱり新作の発売。何の告知も無かったので、すげー驚いた(笑)。こういう大事なことは事前に教えてほしいよなあ。遅れて行った人は買えなかったようだし。今度は大量生産求む。始まる前にテープを軽く見てみたのだが、殆どの曲がコサノさんとの宅録のようだ。高橋くんは新たなパートナーにコサノさんを選んだのかな。

ライブは大方の予想を裏切り?フルセット。しかし、ドラムは初めて見る女性(のちに「チャコちゃん」と呼ばれていた)。キーボードはお馴染みの上田さんではなくコサノナオキ氏。期待と不安が入り交じる中、ライブはスタート。あ、高橋くんの服装は青っぽい?ボーダーシャツ。そして出てくるなり、いきなりチューニングを始める高橋(笑)。ああ、やっぱりマイペース。

BBSでもネタにさせてもらったけど、1曲目はやっぱり(笑)新曲。ある意味、不気味というか… インストに近い形で、時折「シークレット ライト」という単語が発せられる。高橋くんの声を聴いた瞬間、「あー、やっぱりこれだよ!これ!」と心の中で静かに盛り上がってみた(笑)。これはテープの2曲目に収録されている「One Light」。高橋くんのライブのオープニングにふさわしい曲だと思う。

2曲目もこれまた新曲。なかなか意味不明?な歌詞に引き込まれる。曲調としては「シーラカンス」に近い…かな。疾走ギターロック系?(馬鹿っぽいな俺)これはテープの1曲目「ストレンジャー」。

この2曲の時点では「何かファルセットが多いな」と思った。今まであまり聴かなかった高音ボーカルというか。

で、MC。「…うぃっす!(笑)」場内も笑う。あー、全然変わってないっすね、やっぱり。そして「…ギターソロでかかった(笑)」「目盛りが…」 ははは。しょうもない。

テープを販売していることを軽く告知。EL TOSCO RECORDS というレーベルを作ったようだ。EL TOSCOとはスペイン語?で「ぶっきらぼう」とか「無愛想」とかそういう意味らしい。ふむ。

あとメンバー紹介も。ドラムのチャコちゃんだけ僕は詳しく知らないんですが、どこかでサポートとかしてる人なんだろうか? ご存知の方、ご一報を。で、ベース:鹿島さん、ギター:関口さん、キーボード:コサノさん。

で、またも新曲(笑)。でも、これは途中で「前に聞いたなこれ」と気が付いた。7月のクアトロでやった曲だ。「意外な人」。これは圧倒的にバンドバージョンの方がいい。切なさがアップというか。とても良かったなあ。

またもMC。に入る前にアコギに持ち替える。が、何だかモタついている。むー、段取りがちょっと悪い(笑)。

そして「ユニバース」。これもテープに入ってる新曲。8分にも及ぶ大作。尺の長さで言う訳ではないが、「新しい世界」に通ずる高揚感(って言うのかな〜)のある曲だと思う。

ここで、もう30分以上を経過している事に気づく。まだ4曲しかやってないのにー。曲が長いからかな。MCが多いのかな?(笑)そんな訳で嫌な予感は的中、「最後の曲です」えー。客席からも残念そうな空気が。最後はやっぱり「犬と老人」。この日、唯一の既発曲。

簡単に流れを説明したので、ここからは感想。まず短い。まあこれはしょうがないかな。イベントだし。そしてバンドについて。ドラムのチャコちゃん、初めて見たけどとても良かったと思う。ある意味、無機質な感じで今回のテープの楽曲群とはとても合っていた。少なくとも佐野さんよりは全然合ってる(爆)。「新しい世界」とかはどう叩くのか。やっぱりそこは重要なので気になる。コサノさんは、まだちょっとわからない。正直言ってキーボードは上田さんのイメージが強いので、ちょっと寂しかった。上田さんと高橋くんって凄く競い合ってる感じがしてて。そこが凄く好きなんだけど、まだそういった雰囲気は感じられなかったかな。うーん。鹿島さんはいつもどおり。相変わらずブイブイいってます。そして、いつもは右側で見てたんだけどこの日は珍しく左側で見たせいで、関口さんの手元はまったく見えず。悲しい。全体的にはやっぱり以前の4人組(上田・須貝・鹿島・関口)にはまだ及ばない感じだった。ってそりゃそうだよね。まだ一発目だし。これからに期待したい。

で、新曲群を聴いて思ったこと。少しポップさが失われたかなー、というのが正直なところ。あの日、初めてライブを見た人はどう思ったのかな?やっぱりちょっと地味な感じは拭えなかったかも。僕は、高橋くんの詞や、音世界も好きだけど、やっぱりポップなところが凄くいいと思うので、ちょっと残念だった。以前の曲も「犬と老人」だけだし。ちょっとサービスが足りないかな〜、なんて思ったんだけど「ELTOSCO=無愛想」ってのを思い出して「じゃあいいか、そのまんまだし」って納得してみた(爆)

後日テープを聴いたら、ポップな部分もあったしね。「スウィング」はやっぱりいいね。でもアレンジが変わってた。イントロとか、あの印象的なフレーズはー!どこへー!
(2000/2/21 記)

・メジャーから離れて初のライブ。この日を境に、サポートメンバーが交代。ドラム:須貝→CHACO キーボード:上田→コサノ

・メジャー時代の曲は「犬と老人」のみ

(2016/11/26 更新)